リヨン国立高等音楽院・舞踊科
Conservatoire National Superieur de Musique et Danse de Lyon (https://cnsmd-lyon.fr/)
コース | DNSPコース |
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オーディション | 現地+ビデオオーディション |
入学資格 | 14-16才 |
取得資格 | DNSP |
滞在先 | 寮 クリスマス休み、夏季以外は滞在可 |
学費 | 年間521ユーロ +高等教育機関登録費(CVEC)103ユーロ +図書館利用料23ユーロ |
フランス南東部に位置する文化都市リヨン。パリからTGV高速鉄道でわずか2時間、シャルル・ド・ゴール空港からの直通アクセスも整い、国際的な芸術教育の拠点として理想的な立地を誇ります。2つの川に抱かれた美食の街として世界的に知られるリヨンの中でも、国立高等音楽院は閑静な住宅地に位置し、周辺には充実した商業施設も整い、芸術修練と快適な生活の両立を可能にしています。
フランス国内でパリと並ぶ2大国立高等音楽院の一つである当校は、世界的にも最高峰のバレエ教育機関として評価を得ています。特に舞踊科では、クラシックバレエとコンテンポラリーダンスの2つの専攻を設け、大学課程に相当するDNSPD(Diplôme National Supérieur Professionnel de Danseur)の取得を目指します。
カリキュラムは、プレ課程1年と本課程3年の計4年間で構成され、専門的なダンス技術の習得はもちろん、解剖学や舞踊史など、プロフェッショナルとして必要な知識も深く学びます。最終学年では数多くの舞台経験が提供され、著名な振付家との協働を通じて、多様なダンススタイルを実践的に学ぶ機会に恵まれます。なお、授業は全て仏語で行われるため、入学には仏検2級相当の語学力が求められます。
入学選考は2段階制を採用。第一次選考では、アダージオ、ピルエット、ジャンプ、ポワント、創作など、6~7つの課題に基づく動画審査を実施。これを通過した候補者のみが春季の現地オーディションに進みます。2日間にわたる現地審査では、初日にレッスンとヴァリエーションの習得、2日目にその成果発表と面接が行われ、総合的な評価により合否が決定されます。
学費は年間521ユーロを基本に、高等教育機関登録費(CVEC)103ユーロ、図書館利用料23ユーロが必要です。寮は舞踊科の建物から橋を渡った場所に位置し、16歳以上の学生を受け入れています。音楽科の学生との共同生活を通じて、芸術分野を超えた交流も魅力の一つです。
寮費は朝食付きで月額250~320ユーロ(部屋タイプにより異なる)と、パリの学生寮と比べても経済的。1人部屋から3人部屋まで選択可能で、各階には共同キッチンと個人用冷蔵庫を完備。学食での昼食は3.6ユーロと手頃で、夜は自炊可能な設備が整っています。長期休暇を除き、週末も寮に滞在できる柔軟な運営体制も、留学生活の大きな支援となっています。
※学費、寮費等は年度により変動する場合があります。